JavaScriptのthisについて
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会社のインターン生にJavaScriptの this
についてドヤ顔で説明してたら、間違って理解していたことがわかってしまった。
同僚と this
がどのような挙動をするのかで盛り上がって楽しかった。
【JS】ああthisよ。君は今、どのオブジェクトなのか(練習問題あり)
同僚の @valley
氏の記事がおおよそすべてを説明してくれているが、この記事では自分の言葉で this
について説明する。
元記事ではブラウザで実行していたが、この記事では nodejs
で実行するので window -> global
となる。
結局そのscopeが評価された時のcontextがthisになる。 関数やオブジェクトが評価されるタイミングはいつなの?ってことを考えればあとは自然とthisを導き出せる。 functionが評価されるタイミングとlambdaが評価されるタイミングが違うというだけ。
たとえば、以下のようなスクリプトがある。
func1
の関数が評価されるのは実行時なので {}
だが、 func2
の関数が評価されるのはコンパイル時なので global
になる。
const func1 = () => {
console.log(this);
};
const func2 = function () {
console.log(this);
};
console.log(func1); // {}
console.log(func2); // global
ファイル分割した場合はどうなるだろうか。以下のようなコードを書いてみた。
test.js
:
const { func1, func2 } = require("./test1.js");
console.log(this.aaa); // undefined
func1(); // { aaa: 'bbb' }
fund2(); // global
test1.js
:
this.aaa = 'bbb';
const func1 = () => {
console.log(this);
};
const func2 = function () {
console.log(this);
};
module.exports = { func1, func2 };
教えるのも勉強なるし、こうやって深堀するとさらに詳しく慣れて楽しい。