VimとNeovimの使い分けと最小構成
VimとNeovimの運用方針
Twitterではずっと主張してること だが、VimとNeovimの設定は共通化しない方が良いと考えています。
以下のような使い分けをしています。
- Vim → サーバ用の最小設定
- Neovim → 日常的な開発用
コンテナ全盛期の現代といえど、サーバに入って作業をする必要がある人も多いんじゃないでしょうか。 不自由な環境でちょっとしたファイルを開いて数行変更するだけに関しては、Vimほど適したテキストエディタはないでしょう。
ただ、設定がまったくされていない素Vimでは少々厳しい場面があります。
set number relativenumber
で行番号表示するくらいは欲しいものです。
ちょっとしたサーバにも持っていけるような最低限の設定を持っておくとサーバ内で安心して作業できます。
一方、通常の開発でもVimを使いたいという要望はあるでしょう。
現にEmacsをメインで使っている自分もフォールバック先としてNeovimを使うことが多いです。
Emacs自体は本来安定しているのですが、Emacsを毎朝 git pull
してHEAD Buildしている関係であまり手元環境が安定していないです。
ヘビーカスタマイズをすると、VimとNeovim両方を考慮したコードを書くのはかなり厳しい印象があります。 最新のVim事情はわかりませんが、Python製Pluginが流行っていた時かなりしんどかったです。 カスタマイズをする方を完全にNeovim側に寄せることによって、Vimの場合の条件分岐が減るので考慮することが減ります。
最低限のVimの設定
以下のcommandをたたけば入ります。
curl -s https://raw.githubusercontent.com/takeokunn/dotfiles/master/modules/vim/dot.vimrc > ~/.vimrc
自分が最低限必要な設定は以下の30行です。
set encoding=utf-8
set fileencodings=utf-8,euc-jp,cp932
set clipboard+=unnamed
set backspace=2
set tabstop=2
set shiftwidth=2
set laststatus=2
set statusline=%y
set showmatch
set wrapscan
set hlsearch
set showcmd
set title
set number relativenumber
set cursorline
set nofoldenable
set noswapfile
set expandtab
set splitbelow
set splitright
set incsearch
set ignorecase
set smartcase
nnoremap / /\v
nnoremap <Leader><Leader> V
nnoremap <Esc><Esc> :nohlsearch<CR><Esc>
syntax on
filetype plugin indent on
ファイルを開いて文字列を検索することが多いので以下の設定がお気に入りです。
nnoremap <Esc><Esc> :nohlsearch<CR><Esc>